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【影響を受けたベーシスト(4)】shima-chang

更新日:2020年8月2日

こんにちはー!

Do Strikesベースのもりしーです。


このシリーズ、久しぶりの投稿となりました!


今回は初めて女性ベーシストを

取り上げます。


かなり長文ですが、

しばらくお付き合いください。


さて、ベースをプレイする女性と言えば、

誰が思い浮かびますか?


あまり思い浮かばないかもしれませんが、

おれは好きなベーシストが何人かいます。


有名どころでは、

スージー・クアトロですかね。


知ってますか?笑


ロックの女王です。


あと、プリンセス・プリンセスの

渡辺敦子とかどうですか?


スージー・クアトロはもう70歳ですが、いまだに現役のベーシストで、こないだニューアルバムも出してました。


めっちゃカッコいい人ですよ♪


プリプリの渡辺敦子は今、ミュージックスクールの副校長をしているらしいですね。


あと、マニアックなところでは、

ガールズロックバンド、ノーマ・ジーンのロジャー山田とか、少年ナイフの山野敦子とか。


打首獄門同好会ってバンドのベースも女性で、5弦ベースをブリブリ弾いていてかなりカッコいいです。



さておき、そんな女性ベーシスト達の中でもそのプレイスタイルにおれが最も影響を受けた人といえば、「すかんち」のshima-chang(しまちゃん)なんですよね〜♪



すかんちといえば、あのオカマ系の濃いキャラで有名なローリー寺西が一番に浮かぶのではないでしょうか?


すかんちって、パクリで売れてたバンドってイメージを持ってる人も多いと思うのですが、実はローリーも含めてメンバー全員かなりの実力者揃いなんです。

パクリのセンスも抜群です。


パクリのネタ元はツェッペリン、ビートルズ、クイーンあたりが多いのですが、ツェッペリンなんかもうローリー1人でページ・プラント2役やっててクオリティもかなり高いですからね!


ちょっと舌を巻くレベルですよ〜!!


話が大きく逸れてますが、shima-changです。


shima-changはですね、

すかんちのメンバーで紅一点なわけですが、


ライブではいつも可愛らしいフリルのついたまるでウェディングドレスみたいな派手な衣装を着て跳ね回っているのです。


でも、その見た目とは裏腹に、

ベースはものすごくヘビーで、

ブリブリ歪んで、

激しくグルーブを感じさせるような

音を出す人なんですね。


思えばこのギャップにキュンとなったのが、shima-changとの出会いでした。


一番すごいと思ったのは、すかんちのオペラっていうアルバムの1曲目かな。


ドラムもベースもすごいし、

ローリーの歌とギターもすごい。


いかにもツェッペリンにありそうな曲調なんだけど、全然パクリじゃない。


オリジナルとして消化しちゃってて、本当にすごい曲だなといまだに思っています。



●すかんちの5枚目(だったかな?)のアルバム「オペラ」。すかんちのアルバムの中でもかなり完成度が高いです。1曲目は「Grave Digger」。イントロの出だしからしてもうツェッペリン!って感じのカッコいい曲



shima-changのベースはピック弾きですごく歪んだ音なんですけど、昔のJ-ROCKとかでありがちなルート弾きのベースとはもう全然違ってますよ。


激しく動き回るフレーズで、

音のうねりがもう半端ないんですよね。


曲の合間に入れてくるオブリガートのフレーズなんかもすごく良くて、

こんなカッコいいフレーズの入れ方したいなーって、自分のバンドでベースライン作るときもshima-changのプレイはどこかで意識してました。


shima-changだったらこんなフレーズ入れるかなーなんて思いながら、今もバンドの曲のベースアレンジを考えていたりします。


そういう意味で、shima-changがおれの今のプレイスタイルに与えた影響の大きさは計り知れないですね。



そんなshima-changですが、2009年に東京渋谷にある自宅マンションの階段で転倒し、頭部を強打するという事故に遭います。


脳挫傷、脳内出血で一時は命も危なかったそうですが、なんとか一命は取り留めていまは元気にしているそうです。


ただ、事故の後遺症は大きいらしく、車椅子生活を送っていて、ベースも弾けない状態らしいです。


すかんちは現在、マルコシアス・バンプの佐藤研二をヘルプのベーシストに迎えて活動を続けているとのこと。


今も現役で活動していたら、shima-changはどんなベースを弾いてるのだろうって、よく思います。


もう一度、元気にベースを弾くshima-changの姿を見れたらいいなあ。



●左がshima-chang。車椅子姿でゲスト出演したときのライブですね。右端に写っているのはローリー寺西



最後はちょっとしんみりしちゃいましたが、今回はすかんちの女性ベーシストshima-chaogでした。


ではでは、また次回。




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